【保存版】iDeCoの始め方を総まとめ!新規加入・企業型DCからの移換も解説

【保存版】iDeCoの始め方を総まとめ!新規加入・企業型DCからの移換も解説

「iDeCo(イデコ)を始めたいけれど、まず何からやればいいのかわからない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、私的年金制度のひとつです。
自分のための年金なので、金融機関や掛金額、運用商品も全て自分自身で選ぶ必要があります。

このコラムでは、iDeCoの始め方を初心者にもわかりやすく解説します。
iDeCoの始め方に関するよくある質問にもお答えしていきます。

これからiDeCoを始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

「そもそもiDeCoって何?」という方は、こちらのコラムもあわせて読むと、より理解が深まります。

【わかりやすく解説】iDeCoとは?概要や向いている人・iDeCoの始め方

iDeCoを始める4つのステップ

iDeCoは以下の4ステップで始められます。

iDeCoを始める4つのステップ

ここから、iDeCoの始め方を、順を追って丁寧に解説していきます。

①iDeCoへの加入資格があるか確認する

iDeCoへの加入資格があるか確認する

まずは、自分自身がiDeCoに加入できるかチェックしておきましょう。

iDeCoは、原則として20歳以上65歳未満の国民年金・厚生年金の被保険者であれば誰でも加入できます。
ただし、一部の方はiDeCoへの加入資格がないケースもありますので、あらかじめ条件を確認する必要があります。

iDeCoへ加入できないケース

具体的には、下記のいずれかに該当する場合は、iDeCoに加入することができません。

  • 20歳未満の自営業者、個人事業主、専業主婦(夫)の方
  • 65歳以上の方
  • 60歳以上の自営業者で、国民年金に任意加入していない方
  • 海外在住で、日本の国民年金に任意加入していない方
  • 年金保険料の免除・納税猶予を受けている方
  • 農業年金の被保険者の方
  • マッチング拠出を導入している企業型DC(確定拠出年金)に加入していて、マッチング拠出を選択している方

いずれにも該当せず、自分がiDeCoに加入できることを確認したら、次のSTEPに進みましょう。

②毎月の掛金(拠出額)を決める

毎月の掛金(拠出額)を決める

iDeCoへ拠出できる上限額は、加入者の属性(職業や他の年金制度への加入有無など)によって異なります。

属性ごとの拠出上限額と拠出額の決め方は、「iDeCoの掛金上限はいくら?毎月の拠出額を決めるポイントも解説」のコラムで詳しくご紹介しています。

また、「日興iDeCo カンタン加入診断」を利用すると、ご自分の拠出金額を手軽にチェックできるのでおすすめです。

日興iDeCoカンタン加入診断

③金融機関と運用する商品を選ぶ

金融機関と運用する商品を選ぶ

毎月の掛金(拠出額)を決めたら、加入する金融機関やそこで選択できる運用商品をリサーチしましょう。
金融機関によって取り扱っている運用商品が異なるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

iDeCoの運用商品は主に「元本確保型(定期預金・保険)」と「価格変動型(投資信託)」の2種類があります。

元本確保型(定期預金・保険)の特徴

元本確保型は、あらかじめ決められた金利で運用する商品です。
低金利の状況では資産を大きく増やすことはできませんが、元本は確保されているため安全性が高く、価格変動のリスクを抑えて運用できます。

日興iDeCoでの取扱商品一覧(元本確保型)を見る

価格変動型(投資信託)の特徴

価格変動型は、運用状況に応じて価格の変動が起こる商品です。拠出金は投資信託に投資します。
運用結果によっては元本割れのリスクがありますが、元本確保型の商品よりも大きなリターンが期待できます。

元本確保型・価格変動型は組み合わせて運用できるため、自分のリスク許容度に応じてバランスよく資産配分するとよいでしょう。

日興iDeCoでの取扱商品一覧(価格変動型)を見る

iDeCoには証券会社や銀行で加入できる

iDeCoは主に証券会社や銀行で加入することができます。
証券会社の場合は、証券口座(総合口座)を開設していなくてもiDeCoへの申し込みが可能です。

金融機関によってiDeCoの運営管理手数料が異なります。

金融機関を選ぶときには、次のようなポイントをチェックしておきましょう。

  • 投資したい商品を取り扱っているか
    金融機関によっては、投資したい商品を扱っていないこともあります。
  • 手数料が安いか
    運営管理手数料が無料の金融機関もあります。
  • どのような付帯サービスを受けられるか
    上記の2点以外にも、掛金拠出時に何か特典があるかなどを見ておくと良いでしょう。

④iDeCoの申し込み手続きをする

iDeCoの申し込み手続きをする

iDeCoを申し込む金融機関が決まったら、その金融機関のホームページで申し込みの手続きをしましょう。

資料を請求してから書類を返送して申し込むケースもありますが、パソコンやスマートフォンでだけでペーパレスで申し込みできる金融機関もあります。

会社員がiDeCoに加入する場合は「事業主の証明書」を提出する必要があるので、会社に記入を依頼しましょう。
会社によっては証明書への記入に時間がかかることもあるので、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
また、必要事項が記載された事業主の証明書を見ながら、自分で申込書に転記する箇所があるので、もれなく記入しましょう。

なお、2024年12月以降は、iDeCoに申し込む際の「事業主の証明書」が不要になる予定です。

申込完了からiDeCoスタートまでは1〜2ヵ月かかる

iDeCoの申し込み後は、金融機関と国民年金基金連合会で加入審査が行われます。
申し込みから約1〜2ヵ月で口座完了通知が届き、初回掛金の引き落としは加入月の翌月(毎月26日)からスタートします。

手続き完了まで時間がかかるため、すぐにiDeCoを始めたい方は早めに手続きを済ませておきましょう。

iDeCoを始めるときによくある質問&回答

iDeCoを始めるときによくある質問&回答

最後に、iDeCoを始めるときによくある質問をご紹介します。
iDeCoを検討している方は、あらかじめチェックしておきましょう。

これまで企業型DCに加入していました。転職後にiDeCoを始められますか?

転職先の企業にも企業型DCがあれば、前職の企業型DCの資産を転職先の企業型DCへ移換できます。

または、転職先の企業型DCへ移換せず、別途iDeCoに加入することも可能です。

もし転職先に企業型DCがない場合は、前職の企業型DCの資産をiDeCoに移換し、iDeCoとして掛金の拠出を続けられます。

まずは転職先に企業型DCがあるかどうか確認してみましょう。

iDeCoに加入した後に転職しても、引き続きiDeCoを続けられますか?

iDeCoに加入した後で転職した場合でも、必要な手続きを行えばiDeCoに加入し続けることができます。
ただし、毎月の掛金上限額が変わることがあるため、心配な方は金融機関に相談すると良いでしょう。

なお、2022年10月以降は、転職先の会社でマッチング拠出ができる企業型DCを導入している場合、iDeCoを継続するか、企業型DCのマッチング拠出に切り替えるか、どちらかを選択できるようになりました。

何月からiDeCoを始めるとよいですか?

iDeCoは長期間の積立投資を前提としている制度なので、思い立ったらすぐ始めることをおすすめします。
早めにスタートすることで、複利ドル・コスト平均法の効果が大きくなり、リスクを抑えやすくなります。

また、年末調整があることを考えると、会社員の場合は7月までに申し込み手続きを完了させておくと事務手続きが比較的楽になります。
10月以降に、9月までの掛金拠出分が記載された「払込証明書」が届くので、年末調整でその書類を提出すれば問題ありません。

もし万が一、払込証明書が年末調整に間に合わなかった場合は、ご自身で確定申告をする必要があります。

まとめ

このコラムでは、iDeCoの始め方を詳しく解説してきました。

まずはiDeCoの加入資格を確認し、掛金額や金融機関、運用商品を決めて申し込みを進めていきましょう。

転職による企業型DCからiDeCoへの移換、あるいはiDeCoから転職先の企業型DCへの移換も可能です。

iDeCoは長期積立・長期投資が前提の制度なので、早めに申し込みすることをおすすめします。

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