どうやって取引するの?〜注意点〜
いつでも買えるの?
新発債券の場合は、購入期間が決められており、その期間しか買うことが出来ません。また発行される金額が決まっており、その金額に達した場合、購入期間中でも買うことが出来なくなります。
既発債券の場合は、購入期間は決まっておらずいつでも買うことが出来ますが、数量に限りがあります。
また新発債券も既発債券も証券会社によって取り扱っている銘柄や通貨が異なっているのが特徴です。
どうやって注文するの?
債券は、お取引口座を開設した後、オンライントレードやお取引店でご購入いただけます。
ここではオンライントレードでの注文方法をご案内いたします。
オンライントレードでのお取引については、お取引コース(総合コース・ダイレクトコース)により、お取引時間、取扱銘柄などのサービス内容が異なります。
- 必要な条件の確認
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必要な条件をご確認いただきます。まだお申し込み・ご登録をされていない場合は、あらかじめお手続きが必要となります。
<お取引に必要な条件>- ①電子交付サービスのお申し込み
- ②緊急連絡先メールアドレスのご登録
- ③外国証券取引口座のお申し込み(外国債券をお申し込みの場合に必要です)
- ④円貨決済でのお買付けの場合は、「買付可能額計算方法」を「前受方式」にしていただく必要があります。
- *①②はオンライントレードからお手続きいただけます。
- *③はお取引店又はコンタクトセンターまでお申し出ください。
- 入金
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購入代金相当額を事前にお取引口座にご入金ください。
- ※外貨建て債券のお取引は、円貨預り金またはMRF、外貨預り金または外貨建てMMFでの決済となります。
- 銘柄を選ぶ
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オンライントレードログイン後の「お取引>債券>取扱銘柄一覧・購入申込」で銘柄をご確認ください。
こちらからもラインアップの一部をご覧いただけます。
- お申し込み
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ご注文の際は、銘柄の詳細をご確認の上、申込数量などをご指定ください。
外貨建て債券の利金の受取通貨は?
利金の受取通貨のご指定や変更につきましては、オンライントレードでお手続きいただくことができます※。また電話連絡等での変更も受け付けています。
なお、利金のお受け取りは原則として、利払日の翌営業日以降となります。
- ※円貨決済型外債を除く
途中で売りたくなったら?
債券は、金利の変動等により価格が上下します。満期まで待たずに途中で売却する場合、そのときの価格での売却となるため、単価の確認を行いましょう。また外貨建て債券の場合、外国為替市場の変動もあるのでご注意ください。
- ※売却をご希望の場合は、総合コースのお客様はお取引店まで、ダイレクトコースのお客様はコンタクトセンターまでその旨をご連絡ください。
償還まで保有したら?
償還まで保有すれば額面金額で戻ってきます。
外貨建て債券においては、償還時に受け取る額面金額が外貨ベースであり、円貨で受け取る場合は為替の変動により投資金額を下回る場合がありますので、注意が必要です。
オンライントレードでのお手続きにより、外貨のまま利金・償還金を受け取ることへの変更もできます※。
また電話連絡等での変更も受け付けています。
- ※円貨決済型外債を除く
知っておきたいこと〜債券投資のリスク〜
価格変動リスク
債券価格がさまざまな要因を受けて変動するリスクを価格変動リスクといいます。償還まで保有すれば額面金額が戻ってきますが、購入した債券を償還まで保有せずに途中で売却する場合、時価での売却となるため、売却損が生じる場合があります。途中売却の際には単価の確認を行いましょう。特に償還までの期間が長いほど価格の変動は大きくなるので、注意が必要です。
流動性リスク
債券は市場の変動・発行体の信用度の変化などによって取引高が少なくなり、必要な時に思うような価格で売却できない場合があります。これを流動性リスクといいます。債券は償還まで保有すれば、額面金額が戻ってきますが、資金が必要になった場合には償還前に売却し、換金することも可能です。しかし発行量や売買量が少ない銘柄の場合、流動性が低くなることがありますので注意が必要です。
信用リスク
債券は発行体がその元本と利息の支払を約束しているものです。発行体の倒産・破綻や財政難などによって、元本や利息の支払を受取れない場合があります。これが信用リスクです。一般的に信用度の高い債券は利率・利回りが低くなり、信用度の低い債券は利率・利回りが高いといえます。信用リスクを判断する材料としては発行体の事業内容や経営状況が挙げられますが、第三者の意見として格付機関が発表している「格付」も参考になります。
為替リスク
外貨建て債券は外国為替市場の変動により円換算の受取金額が変動します。購入した為替水準よりも円高になると債券を円貨換算した価値は下落し、円安になった場合には債券を円貨換算した価値は上昇することになります。このように為替水準によって円換算の受取金額が変化するリスクを為替リスクといいます。
カントリーリスク
外国債券の場合、その発行体が所在する国・地域の政治・経済・社会情勢の変化からくる影響を考えなければなりません。国ごとの要因によって、債券の価格が変動し損失が生じるリスクや、売買や受渡が制限される、あるいは不能になるリスクをカントリーリスクといいます。一般に、新興国は、先進国に比べてカントリーリスクの程度は高いといえます。